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木の葉髪

読み:このはがみ

季節:初冬

説明:晩秋から初冬にかけて木の葉がしきりに落ちるように、人の髪の毛も目だって落ちるようになります。
   
   これを木の葉髪といいます。

   俗に、「十月の木の葉髪」といいます。

   もしかすると、人間の髪も、夏毛から冬毛へとこっそり変わっていっているのかもしれませんね。

作例:新しき 櫛の歯にあり 木の葉髪   < 高浜虚子 >

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口切

読み:くちきり

季節:初冬

類語:口切茶会、口切茶事

説明:その年の新茶を葉茶のまま茶壷に入れて、密封し、初冬にその封を切ることをいいます。

   この葉茶を挽き、抹茶にして客をもてなすことを口切茶事といい、茶家にとってはもっとも重要な行事のうちの一つとなります。

作例:口切に 堺の庭ぞ なつかしき   < 芭蕉 >

   口切や 梢ゆかしき 塀隣   < 蕪村 >

   口切りや はやして通る 天つ雁   < 一茶 >

敷松葉

読み:しきまつば

季節:初冬

説明:冬の庭園に枯れた松葉を敷き詰めることです。

   庭園に雅な趣を添え、庭土が荒れるのを防ぎ、苔を霜害から守ってくれます。

   神社仏閣においても、茶色い松の葉を敷き詰める装いを見かけることはよくあることと思います。

   芝生を用いない、日本庭園独自の冬の装いといえるでしょう。

作例:庭石の 裾のしめりや 敷松葉   < 高浜虚子 >

目貼り

読み:めばり

季節:初冬

類語:隙間張

説明:隙間風や吹雪を防ぐために、家の隙間隙間に紙を張っていくことです。

   学校からもらったプリントや、新聞紙で防ぐこともありますが、今では見かけることが少なくなってきています。

冬構

読み:ふゆがまえ

季節:初冬

説明:文字通り、冬に対しての一切合財の用意のことをいいます。

   日本建築は、高温湿潤な夏季を主としているために、冬構えは必須でした。

   現在でも、防寒、防雪、防風に北窓を防いだりしますが、むしろ水道管の心配の方が多くなったように思います。

作例:藁掛けて 冬構えたり 一つ家   < 正岡子規 >

   高き木に 梯子掛けたり 冬構   < 高浜虚子 >

初霜

季節:初冬

説明:冬の訪れをもっとも感じるのが、朝露が朝霜へと変わった日であるように思います。

   しっとりと湿った畑土の上に、うすらと積もった初霜を見かけたとき、まぎれもなく、冬を感じます。

作例:初霜や 菊冷初むる 腰の綿   < 芭蕉 >

   初霜や わづらふ鶴を 遠く見る   < 蕪村 > 

時雨

読み:しぐれ

季節:初冬

異称:山めぐり、液雨、入液、出液、

類語:めぐる時雨、朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨、北時雨、横時雨、片時雨、時雨雲、時雨傘、時雨心地、時雨の色、川音の時雨、松風の時雨、木の葉の時雨、涙の時雨、袖の時雨、袂の時雨、さんさ時雨

説明:秋の終わり、そして冬の始まりの頃、小時間、俄か雨が急に降ることです。

   これは、強く吹き始めた北風が、山々にあたることで降雨を引き起こし、その残りの水蒸気が、風に送られて山を越えてくるときに降る急な雨のことです。

   このことから、陰暦十月は、時雨月という別名を持つようになりました。


   液雨は中国での時雨に近い時期に降る雨の別名です。

   時雨の降りそうな空模様のことを、時雨心地といいます。
   
   木の葉は時雨によって色づくとされているので、時雨の色という季語もあります。

   川音や松風や木の葉の音は、時雨の音に似ているので、それぞれ時雨という現象に近づけて考えられています。

   涙に濡れる様子を、涙の時雨、袖の時雨などといい、これらを「似物の時雨」といって、季感をもたせています。

    
   時雨が好んで詠まれたのは、京都という土地が盆地で、時雨が降りやすい環境であったのと、無関係ではないでしょう。

   幾多の詩人たちが、この季語に愛着をもち、深い情緒を感じたのも、京都の特徴的な時雨に、多くを思ったからではないでしょうか。


作例:昔おもふ しぐれ降る夜の 鍋の音   < 鬼貫 >

   しぐるるや 田のあらかぶの 黒む程   < 芭蕉 >

   あれ聞けと 時雨来る夜の 鐘の声   < 其角 >

   化さうな 傘かす寺の しぐれかな   < 蕪村 >

   夕時雨 馬も古郷へ 向いてなく   < 一茶 >
   
   しぐるるや 蒟蒻冷えて へその上   < 正岡子規 >

   天地(あめつち)の 間にほろと 時雨かな   < 高浜虚子 >

   片しぐれ 杉葉かけたる 軒暗し   < 泉鏡花 >

初時雨

読み:はつしぐれ

季節:初冬

説明:冬のはじめに降る時雨のことです。

   美しく、風情を感じる響きの言葉であり、初が入ることによって、いっそう季節の感を高めています。

   狭い範囲で降ることが多く、見渡せば、晴れ間や青空さえもうかがえます。

作例:夕山や そば切色の はつ時雨   < 一茶 >

   初時雨 これより心 定まりぬ   < 高浜虚子 >

神渡し

季節:初冬

類語:神立風(かみたつかぜ)

説明:神無月に吹く西風のことです。

   そもそも、神無月は、全国津々浦々の神々が、出雲に集まるため、神がいなくなることが由来となっています。

   その、神々を送る風といわれています。

星の入東風

読み:ほしのいりごち

季節:初冬

説明:畿内や中国地方の船人の方言のことであり、陰暦十月中旬に吹く北東の風を指しているそうです。

   この星は昴星のことを指しています。
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Author:律風
 律風(りちかぜ)といいます。会社勤務の傍ら、季節の移ろいに合わせて、古い季語、新しい季語、さまざまな季語を俳句とともに掲載していきます。

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